テトラコルド (古代ギリシャの4音階)

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古代ギリシャでは「テトラコルド」と呼ばれる4音構成の音階が生まれました。

「4」は「テトラ」、「コルド」は「弦」という意味で、初期のリラ(ライアー)やキタラは4弦であったことが由来と言われています。

また、この頃は絶対音の概念は無く、演奏者が自由な基準音を元に調律していました。

テトラコルドは、完全4度を一つの型として、音の配列の違いにより3種類の音階が作られました。

古代ギリシャでは音階は下行するものと考えられていました。

※当時はドレミは使われておりませんが、便宜上ドレミで表記しています。

■ディアトニック
自然発生的な音階としてホメロス
以前の時代にすでに存在。
西洋音楽の基盤として引き継がれます。

■クロマティク
ディアトニックの変容パターン。
後に衰退します。

■エンハーモニック
古代ギリシャ最初期の音楽家、オリュンポスによって考案されたと言われています。
オリュンポス音階とも呼ばれています。微分音と呼ばれる微妙な音程が使われています。
後に衰退します。