テトラコルド (古代ギリシャの4音階)


【ギタビリティカード > ヒストリー > 2.古代 > テトラコルド (古代ギリシャの4音階)】 古代ギリシャでは「テトラコルド」と呼ばれる4音構成の音階が生まれました。 「4」は「テトラ」、「コルド」は「弦」という意味で、初期のリラ(ライアー)やキタラは4弦であったことが由来と言われています。 また、この頃は絶対音の概念は無く、演奏者が自由な基準音を元に調律していました。 テトラコルドは、完全4度を一つの型として、音の配列の違いにより3種類の音階が作られました。 古代ギリシャでは音階は下行するものと考えられていました。 ※当時はドレミは使われておりませんが、便宜上ドレミで表記しています。 ■ディアトニック 自然発生的な音階としてホメロス 以前の時代にすでに存在。 西洋音楽の基盤として引き継がれます。 ■クロマティク ディアトニックの変容パターン。 後に衰退します。 ■エンハーモニック 古代ギリシャ最初期の音楽家、オリュンポスによって考案されたと言われています。 オリュンポス音階とも呼ばれています。微分音と呼ばれる微妙な音程が使われています。 後に衰退します。