ウード、東へ西へ (シルクロードを越えて幅広く伝来)


【ギタビリティカード > ヒストリー > 2.古代 > ウード、東へ西へ (シルクロードを越えて幅広く伝来)】 古代ペルシャ、メソポタミアで誕生したウードは、長い年月を経て東へ西へと広まっていきます。 現代でもアラブ音楽で中心的な役割を果たしていて、アラブでは「楽器の女王」とも呼ばれています。 ウードは、シルクロードを越え、中国で「ピパ」となり、奈良時代に日本に渡り「琵琶」となります。 また、 13世紀にヨーロッパに渡り、後に「リュート」となります。 十字軍によって伝えられたとか、アラビアの商人が持ち込んだなど、諸説あります。 【ウードの特徴】 ■フレットが無い 元々ウードにはフレットがありましたが、グリッサンドやトリ ル、微分音という微妙な音程をより良く表現するため、やが てフレットは無くなりました。 ■プレクトラム プレクトラムという、細長いピックを使用します。 ■弦 弦は11本あります。