ウード、東へ西へ (シルクロードを越えて幅広く伝来)
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(シルクロードを越えて幅広く伝来)】
古代ペルシャ、メソポタミアで誕生したウードは、長い年月を経て東へ西へと広まっていきます。
現代でもアラブ音楽で中心的な役割を果たしていて、アラブでは「楽器の女王」とも呼ばれています。
ウードは、シルクロードを越え、中国で「ピパ」となり、奈良時代に日本に渡り「琵琶」となります。
また、 13世紀にヨーロッパに渡り、後に「リュート」となります。
十字軍によって伝えられたとか、アラビアの商人が持ち込んだなど、諸説あります。
【ウードの特徴】
■フレットが無い
元々ウードにはフレットがありましたが、グリッサンドやトリ
ル、微分音という微妙な音程をより良く表現するため、やが
てフレットは無くなりました。
■プレクトラム
プレクトラムという、細長いピックを使用します。
■弦
弦は11本あります。